表参道高柳矯正歯科
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矯正治療中に起こりうるリスクと限界について|表参道高柳矯正歯科
ORTHODONTIC

矯正治療中に起こりうるリスクと限界について

考えられるリスクについて

歯痛

個人差はありますが、装置装着後また通院調整後、約1~10日間程度一時的に歯痛を生じる事があります。 場合によっては鎮痛剤をご使用ください。

ムシ歯、歯周病

治療期間中、歯磨きをきちんと行ってください。口腔衛生は大切です。甘いものやお菓子などの間食は避けたほうが良いでしょう。十分な歯磨きが出来ていないとムシ歯や歯周病の原因になり、その場合、他院にて治療をしていただきます。

口内炎

頬粘膜、口唇、舌などに口内炎が出来る事があります。通常はお渡ししたワックスをお使いいただければ消失しますが長期に渡り治らない場合はご相談ください

発音障害

特に裏側に装置が付くと、個人差はありますが1~4週間程度話しにくくなる事があります。

歯根吸収

矯正治療中に歯根が吸収し丸みをおびる事があります。根吸収が著しく矯正治療の続行が危ぶまれる時には、私たちの判断で治療を中止し補綴・外科処置などを併用した治療方針に変更させていただく場合があります。

歯肉退縮

矯正治療中に歯ぐきが下がり歯が長く見えたり、歯と歯の間に隙間が生じたように見える事(ブラックトライアングル)があります。これは加齢に伴ない生じる事もあり日常生活に支障はありませんが、気になる方はご相談ください。

歯髄炎

矯正治療期間中、強く咬むことでエナメルクラックが大きくなり、歯の神経の治療をしていただく場合があります。前歯で咬み切る行為は避けていただき、硬い食べ物は充分注意してください。

骨性癒着(アンキローシス)

外傷の既往等により、歯根の一部が顎の骨と癒着していることがあります。 その際、矯正治療では歯を動かすことができないため、外科的な処置及び、補綴処置が必要となることがあります。

顎関節症

顎関節症と矯正治療の相関性はないとされていますが、治療中に顎関節の痛み、開口障害、頭痛、耳鳴り、筋の硬直などを生じる事があります。咬み合わせだけではなく、ストレス、姿勢などさまざまな原因が考えられます。場合によっては専門医をご紹介させていただきますのでご相談ください。

治療の限界

当院では顎口腔機能の向上と不正咬合の改善を主目的に矯正治療を行っております。 そのため、顎口腔機能に悪影響を及ぼすと判断された場合、患者様のご希望に添えない事がございます。
骨格の不調和による顔のゆがみは矯正治療だけでは治りません。

抜歯

歯と顎の大きさの関係で、全部の歯が並びきらない場合、抜歯をする事があります。 無理に非抜歯で治療を行なうと、後戻りや歯肉退縮の原因にもなります。
個人差はありますが、抜歯により前歯をさげると、口元の変化が認められます。

治療期間

歯の動くスピードには個人差があるため、治療期間が予定よりも大きく変更される事があります。また、患者様のご協力度によっても治療期間は大きく変わってきます。

後戻り

矯正治療後にきれいな歯並びを保つため、リテーナーはとても大切です。保定装置の使用方法については必ず指示に従ってください。(保定開始時に再度ご説明致します)
保定装置を使用しても顎の成長異常、歯周病、舌や口唇の癖、鼻咽頭疾患などによる口呼吸、歯ぎしりなどにより後戻りが生じる事があります。
保定期間の経過観察が終了しても後戻りを全くしないという事はありません。そのため、当院では保定期間終了後もリテーナーのご使用の継続をお勧めしております。

顎の外科処置

上下の顎のずれが大きい場合は、矯正治療のみでは治療不可能なため、外科処置を併用する場合があります。

その他

ご心配な事がございましたら、歯科医師ならびにスタッフにご相談ください。
歯科矯正治療は、生体の一部である口腔内の形態を変化させていく治療です。 個々の患者様によって矯正力を加えた場合の生体の反応が異なる事をご理解ください。